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3月 27, 2022の投稿を表示しています

再スタート

2017年から19年まで、慶應義塾大学SFC研究所での、AI社会論研究会というプロジェクトに参加していました。  AIが社会にどう浸透し、社会を変えていくか?   こうした問いを、ブームが始まっていた当時、学際的に議論していました。  このブログの19年までの過去記事は、当時の備忘録です。 そして3年が過ぎ、AIとデジタルはすっかり社会に定着しました。 経営学でも、当時予言した通り、AIを扱った論文が激増しています。 そこで、この4月から、2020年代に登場した AIを扱った経営学論文のポイントを毎週1本ずつまとめてアップ していこうと思います。 対象は、組織論を中心とした主要ジャーナル。  - Academy of Management Annals  - Academy of Management Review  - Academy of Management Discoveries  - Administrative Science Quarterly  - Organization Science  - Journal of Management Studies  - Organization Studies  - Organization Theory  (Academy of Management JournalはAI論文がほぼ無いので基本除外) など  AIの定義は論文によって違いますが、少し広めに取って見ていきます。   <背景:近年の動向>   結論から言うと、こんな感じで状況が進化してきたと見ています。  - 決定的な経営学革命のようなものは起こっていない  - しかし、 何が問題になるか、主な論点のかたまりは明確になってきた - さらに、AI特別視に否定的だったトップジャーナルも、態度を変えてきた ジャーナルで言うと、AI系の論文はノントップの少しずれた領域で圧倒的に増えています。具体的には:  - Technological Forecasting and Social Changeのような、技術自体を扱う論文誌  - Journal o...